ささやんブログ

"いま"を醸していく

横浜LOVER

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「横浜」
そこは海外情緒溢れる歴史ある港町。
ランドマークタワー、赤レンガ倉庫、山下公園ベイブリッジ大桟橋
その地を歩けばどこでもオシャレな浜風を肌で感じることができる
一歩、また一歩と埋め立てられたコンクリートに己の足跡を刻めば刻むほど、自分自身がまたオシャレな港色に洗練されていく。歩くだけでオシャレになれる、キングオブオシャレタウンYOKOHAMA。
 
 
 
僕はそんなオシャレタウンYOKOHAMA出身。関東版住みたい街ランキング2018でも1位に輝く横浜で育ったハマっ子なのだ。誰もが羨むハマっ子。横浜の人口は373万人。日本トップの人口を誇る市であり、1億3000万÷373万=34.85。つまり日本人の35人に1人しかいない希少価値の高い称号でもある。きっとこのブログを読んでいる人に限って言えば、3人に1人くらいはハマっ子だろうと思う。
 
 
 
様々な人が集まる場で「ささやんさんはどこ出身なんですか?」と聞かれれば、いつもクールに「アイワズボーンインYOKOHAMA」。横浜イズcool!舌を巻いて発音をにごしながら、あくまでも言い方はクールに。それがYOKOHAMAシティーボーイのオシャレな言い回しなのだ。
 
 
 
そしてほとんどの場合、そこでの返事は「ぉお!いい所ですね!」である。横浜で育ててくれた親に心の底から感謝する場面だ。「いつでも案内しますよ!」などと調子のいいことを言う。舌を巻いて発音をにごしながら。
 
 
しかし、とある返事をもらった途端、僕は興ざめするのである。
 
 
 
 
その返事とは「私も横浜なんです!ささやんさんは横浜のどこですか?」というもの。
 
 
この返事が返ってきた瞬間から僕の声のトーンはだだ下がり。森進一を彷彿とさせる聞こえにくいしゃがれ声で「ぇっ、ぃゃー横浜ッテ言ッテモ山ノ中ナンデ@#z☆www」と言いながら、自分自身からクールさを全て捨て去る。裸でノーガードむき出し作戦。もう包み隠さない。隠せない。横浜出身の人に「若葉台出身」だなんて言えば「どこそこ?旭区?ははっww」である。
 
 

【横浜のチベットとは?】

横浜には「チベット」と呼ばれる地域がある。という噂がある。
瀬谷区に住んでいる人は「瀬谷がチベット」というし、泉区の人は「泉区だ」という。もちろん若葉台出身の僕は「若葉台チベット」だと思っている。
しかしそもそもチベットの実態を知っている人がどれくらいいるであろうか。少なくとも僕は知らない。
というか文明が取り残されたような地域をチベットと揶揄するのはチベットに対して失礼なのではないか?それも実態を知らないくせして。
 
いや、実態を知らない僕がそう思うこと自体が傲慢なのだろうか?どうなんだ?チベットって一体どんな場所なんだ??
 

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ここに来て僕は「チベットという表現は果たして適切なのか」という命題を与えられたと同時に、地元「若葉台」について「本当にチベットと呼ぶに値する村なのか?」について考え直さなければならない時を迎えた。
 
 
 
 
若葉台。最寄駅からはバスで10分強ひたすら山を登り続ける。その最寄駅すら横浜からは電車で約20分。つまり憧れのオシャレな港町であり、住みたい街ランキング1位のYOKOHAMAからは軽く40分近くかかる山の中にある村だ。
 
この交通の不便さは村人にとって重大な問題であった。どこに行くにも「バス」という選択肢が必須である。バス酔いしやすい人にとっては死活問題だろう。僕もまたその一人であった。リバースオンザバス
 
 
 
このような地域で育つと、人という生き物は以下のような価値観が生まれるらしい。
 
・駅が恋しい
・コンビニに憧れる
・駅徒歩30分は駅近
・友達を家に呼ぶのが申し訳ない
・降雪予報は参考にできない
・憧れの青葉台
 
その結果、大人になると若葉台出身者はこのような行動に出やすい。
 
・駅近に住む
・コンビニに住む
・駅近に住むと言っても、徒歩20分とかいける
・友達を家に呼ぶようになる
・コンビニに住んでいる場合はコンビニに呼ぶ
・雪が降ると若葉台が心配になる
・憧れの青葉台
 
 
実際に僕も結婚して最初に住むことになった家は駅徒歩3分のコンビニである。
 
人が選択する行動は、その人の価値観が大きく反映される。家の選び方だってそう。広さを優先するのか?値段を優先するのか?立地を優先するのか?
 
その価値観というのは幼少期からの環境、つまり後天的に獲得するものであって「どのような環境で過ごすか」というのは人格形成をはじめ、その人の人生を決定づける大切な要素なのだ。
 
 
 
話が少し脱線してしまったけれど、僕は先週そんなコンビニから引っ越しをした。ハマっ子から都民になったのである。
 
 
「今どこに住んでるんですか?」と聞かれた時に「YOKOHAMA!!(中山だけど・・)」と言えなくなった。
 
代わりにこれからは「都内です」とクールにスカして言いたいと思う。そしてその時には「都内のどこですか?」という質問をしてはいけない。絶対に。
 
 
 
 
僕が都内のどこに住むのかはここでは紹介しないが、少し足立区という地域について書いてみよう。
 
 
足立区。そう聞いた時にみなさんはどんなイメージを思い浮かべるだろうか
 
・治安が悪い
・ヤンキー
・犯罪
・暴走族
・盗難
 
そんなイメージがあるのではないか。
僕もそんなイメージを持っている。横浜のコンビニには住めても、足立区のコンビニに住んだら確実に荒くれた中学生にやられるだろう。
 
しかし皆さんにはここで気付いてほしいことがある。それは僕が今こうしてブログを書いているということ。
 
つまり無事。無事生きているのである。荒くれた中学生に金品を奪われずに過ごせているから、今こうしてブログを書けている。
 
ではなぜ荒くれた中学生にやられていないのか?それは2つの可能性がある。
 
1つは、足立区には住んでいないということ。
1つは、コンビニには住んでいないということ。
 
少なくともこのどちらかが僕の現状なのであろう。
 
 
 
話を足立区に戻す。
足立区は関東版住みたいまちランキング2017において第56位に入賞している素晴らしい地域だ。
 
僕の知り合いにも足立区出身の人が何人もいる。ような気がする。そしてその人たちはみんないい人。だったように思う。
 
東京23区の住みたくないまちランキングではいつと足立区と葛飾区の熾烈な優勝争いが繰り広げられている。
 
 
そんな荒くれタウン足立区に引っ越したのかどうかはさておいて、僕は都内を横断して通勤することになりました。乗り換え駅は日比谷と東銀座。オシャレすぎて、大人すぎで、最近ようやくち◯毛が生えたくらいの僕には刺激が強すぎる。
 
 
どなたか日比谷か東銀座あたりで朝活しましょ。7時くらいから。英会話とかね。外国人さん募集中!!
 
 
 
※足立区はそんなに悪いところじゃないですよ。